Home > JOYクラブ

JOYクラブ

福岡障害者文化事業協会
JOY倶楽部ミュージックアンサンブル

～ＪＯＹ倶楽部の音色～　

「2000年、僕らはプロになりました」

ＪＯＹ倶楽部ミュージックアンサンブルは、知的ハンディキャップのメンバーで構成された演奏グループで、1993年に福岡で結成されました。福祉施設に通うメンバーや学童のメンバーが、指導者とボランティアによって楽器に触れる機会を持ち、少しずつ音楽に親しみました。
1997年、彼らはもっとたくさんの音楽に触れたくて、福祉作業所ＪＯＹ倶楽部プラザを作りました。ＪＯＹ倶楽部プラザは倉庫の隅を借りた狭い空間でしたが、7人のメンバーにとっては音楽を仕事とする大切な作業所でした。ここでは毎日は音楽への取り組みで、厳しい練習や小さな演奏会が彼らの仕事となりました。
そして、11人、14人とメンバーはすこしずつ増え、レパートリーも広がりました。それとともにコンサートも1年間に40回を超えるようになり、すっかり人気者になりました。ステージは大きなコンサートホールだけでなく、学校、教会の礼拝堂、結婚式、ホテルでのディナーコンサート、周年事業、地域のイベントなどいろいろです。1999年には、熊本、鹿児島のツアーを、2000年には初めての海外ツアー（台湾）も経験しました。どの会場でもたくさんの人たちから温かい拍手をいただき、ステージのメンバーはいつも輝いていました。2000年のプロデビューは彼らの誓いであり、夢でもありました。知的なハンディを忘れさせる演奏は、ステージのうえからウールの肌さわりの感動が伝わります。ＪＯＹ倶楽部ミュージックアンサンブルの音色は21世紀の世界に必要な優しさと愛を届けることができると思います。

【演奏する人たち】　